皆さん、こんにちは!TOMO-Zドラム教室の島田友博です!

今回はドラム初心者さんを対象とした回です。

ドラムに於いて、一番主人公的な役割をする楽器がスネアドラムですよね(^^)/
今回はそのスネアドラムの各部位の名前を解説いたします!

まぁ、基本的にはドラムのスネア以外の楽器(タム等)と共通する部分が多いですが、スネアのパーツを知れば、タム等のパーツも分かるので、一石二鳥ですね(笑)

ではいってみましょう🎵

スネアの各パーツの名称

スネア全体画像に部位の名称を載せています

スネアの各パーツの名称(表)
スネアの各パーツの名称(表)
スネアの各パーツの名称(裏)
スネアの各パーツの名称(裏)
スネアの各パーツの名称(側面)

スネアの周りの部位は、シェル・リム・フープ・ストレイナー・テンションボルト・ラグ・スナッピーです。
そして、打面(スティックで叩くところ)をヘッドと呼びます。ヘッドは表側と裏側両方にあります。

スネアの各パーツの名称(側面)

それでは各パーツの役割をみていきましょう。

リム(Rim)&フープ(Hoop)

ヘッドの外枠を本体に上から押さえつける円状の金具をフープと言います。
表側と裏側両方にあります。
この金具全体をフープと言い、取り付けた状態でヘッドから上にはみ出る部分をリムと言います。
初心者さんにとって、区別が良く分からない部分ですよね。
要するに、金具全体をフープ、上の部分(スティックで叩く事がある所)をリムと覚えれば良いです☆

ストレイナー(Strainer)

スネアのストレイナー部分の説明写真
スナッピーONの状態
スネアのストレイナーレバー操作を説明した写真
スナッピーOFFの状態

ストレイナーにはレバーが付いていて、レバーを上に上げればスネアの「ザー」という音になり、
レバーを下げれば「ポン」という音(タムに近い音)になります。
スネアの音を切り替える役目をしています。
このストレイナーはスネアの機種によって様々な形式のタイプが有ります。
上の写真ではレバータイプですが、レバーではなくストレイナー本体を動かすタイプ等が有ります。

原理は後に説明する[スナッピー]が裏ヘッドにくっついたり、離れたりする事で音が変わります。レバーでくっつけたり、離したりを操作するわけです。


だけど、スネアドラムは基本的にはスナッピーON(レバーを上にした状態)で演奏する事がほとんどなので、演奏中に切り替える事はあまりないです。

シェル(Shell)

シェルの場所を説明
シェルの部分

スネアの側面全体をシェル(胴)と言います。
このシェルは材質と深さ(スネアの厚み)によって音が変わります。

【深さ】には4インチ以下のピッコロスネアと呼ばれる物から
標準の深さの5インチから6.5インチのスネア
深胴と呼ばれる8インチから10インチのスネアもあります。
浅いシェルは軽めのハイトーンが得意で
深いシェルは図太いサウンドが特徴です。

材質では音質の変化、深さでは音の厚みが変化します。

【材質】は大きく分けて、木と金属の2種類に分かれます!
この材質の種類によってスネアの音の性質が大きく変わります。
上の画像のスネアは「ブラス」という金属のシェルです。

材質の詳しい説明は、別の記事で挙げたいと思います。
ここでは、「木」と「金属」の違いについて簡単に説明します。

木の材質のシェル

音の立ち上がりが良く、音の波形が尖らないので、柔らかくて温かみのある音になる。
主にジャズ、ポップス、フュージョンのようなジャンルに向いている。
メイプル、バーチ、オーク、ビーチという木材が使われる。

金属材質のシェル

金属特有の「カーン」と言う音の為、マイク乗りが良く、ギターの爆音の中でも音抜けが良い。
主にハードロック、メタル、コア系等、激しい音楽で使用するとカッコいい♪
ブラス、アルミニウム、チタン、カーボン等の金属が使われる。

テンションボルト&ラグ(Lug)


ヘッドを張る為に必要なのがテンションボルトというネジです。
ヘッド側面をフープで抑える時にテンションボルトで絞めていきます。
名前の由来は絞め具合によって、ヘッドの張り(テンション)が変わるからです(笑)
テンションボルトの絞め具合を調整する事を「チューニング」と言います。
チューニングをすると音程や音色が変化します。

テンションボルトの数は上下8個ずつのタイプと上下10個ずつのタイプがあります。どちらが良いという事では無く、
どちらが好みの音に調整できるかの選択肢の為です。

ラグはテンションボルトの受け皿の役割です。
最近のドラムはこのラグの取り付け方までこだわって音のクオリティーを上げる工夫がなされていますね☆

スナッピー

はい!このスナッピー!!
響き線とか、スネアワイヤ―と呼んだりもします。
これが、「ザ・スネアの音」を特徴付ける最大の要素です。上の画像が遠くなってしまったので、もう一回上げますね(笑)

スナッピーが離れてる状態の写真
スナッピーOFF
スナッピーが接地してる写真
スナッピーON

画像のようにスナッピーは裏ヘッドの所にあるジャラジャラした金属線です。

このスナッピーがストレイナーのレバー操作で裏ヘッドにくっついたり、離れたりして音を変化させます。
先述しましたが、スネアは基本、スナッピーONの状態で使う事が殆どです。

スナッピーにも金属の種類や形状が違った、色々な種類があります。
スネアの音色を一番左右するのがスナッピーですね。

他社製のスナッピーであっても、付け方は共通なので、pearlのスネアにCanopusのスナッピーを付けるなんて事が出来ますよ☆
一度、スナッピーを取り換えてみて下さい。違う種類のスナッピーを付けると劇的に音色が変化しますよ♪

ドラムの各パーツの名称は、ドラムの演奏には直接関係なさそうに思えますが、実際は結構関係してきます。
例えば、スネアの演奏でクローズドリムショットがあります。これはリムをスティックで叩くわけなのですが、ここで「リム」が出てきていますね☆

スネアは他の楽器(特にベース等の低音)に反響しやすいです。
なので、ドラムを使用しない曲などで、スネアの「ザー」という反響音が邪魔になるとき、スナッピーをOFFにする必要があります。こういう時にもスナッピーという名称は知っていないといけませんね。

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