こんにちは、今回はドラマーにとって(他の楽器でも)大切なメトロノームについて書きたいと思います。

ドラムを始めたばかりの方に、おすすめしたいのが早い段階から、メトロノームを使って練習する事です!

メトロノームは、『クリック』や『ドンカマ』などとも呼ばれます。

経験者の方でメトロノームを使って、練習した事が無いという方は、これを読まれた機会に是非練習にはメトロノームを欠かさないようにして下さい。

なぜ!? メトロノームが大切なのか?

それではなぜ、メトロノームを使った練習が大切なのかと言うと・・・
答えはずばり、我々人間は(機械じゃなく)生き物ですから、完璧に一定で正確なリズムを演奏する事は不可能だからです!

例えば次のリズム①を見て下さい。

リズム① ハイハット4分

お分かりのように、ハイハットを4分音符で叩くだけです(笑)。
4分間(大体1曲分の長さ)ずっとそれだけを叩いてみて下さい。
そしてそれを録音しておいて、始めた時の速さと終り付近の速さを比べてみましょう。
速くなっている方もいれば、逆に遅くなっている方もおられるでしょう。自分では一定に叩いたつもりでも、知らず知らずのうちに速くなったり遅くなったりしているものです。

一般的に、8分音符、16分音符のように細かい音符になる程、速くなる傾向があります。

次のリズム②を叩いて見て下さい。

リズム② 8beatからFill in

皆様、叩けましたでしょうか?Fill inの部分で速くなってませんでしたか?

バンド練習で、メンバーから「Fill(おかず)の度に速くなる」と指摘される事はよくある事です。
メンバーがリズムに乗って演奏してるのに、ドラマーがFillを入れるとズレるのでその度に気分が下がります。

Fill inやリズムパターンがもっと複雑になればなる程、テンポキープが難しくなってきます。(特にバスドラが絡んでくるFiiiが)

だから常にメトロノームを使って練習する事で、リズム(テンポ)を矯正していくわけです!

◆メトロノームの練習の仕方

メトロノームを使った練習の仕方は沢山ありますが、まずは普通に「拍の表(4分音符)」に鳴らして練習すれば良いです。※拍の表・・・拍については次々回Vol.7で説明致します。

始めはメトロノームにズレやすいと思います。それだけ自分が速くなったり遅くなったりしているという事です。

初心者さんで慣れない間は、楽譜上でどの音符の時にメトロノームと一緒になるのか把握してから練習すると合わせやすいですよ(´∀`)

新しいフレーズを練習する時、初めからメトロノームに合わせるのが難しい場合は、まずはメトロノーム無しでそのフレーズに慣れてから、メトロノームに合わせるように練習すれば良いでしょう☆

メトロノームに合わせる為には

メトロノームを使って練習する事が大切な事は先程、説明しました。

メトロノームとの練習の時、初心者さんにとってハードルとなるのが、「メトロノームと合わせるのが難しい」です!

ここで、メトロノームと合わせる為に必要な事を説明したいと思います☆

メトロノームとどのようにズレるのか?

メトロノームとズレてしまう場合、まずは自分の演奏がメトロノームに対して「速くなってしまったのか」or「遅くなってしまったのか」を判断できる必要が有ります。

演奏しながら、ズレた時を察知して「速くなってズレた」ならば、その分を次のメトロノームに対して遅らせる事で合わせられます!

だけど!!!

演奏しながら、どのようにズレたのか察知するなんて難しいかもしれません。

そんな時は練習を録音しましょう☆
その録音を再生して客観的に聴くと、自分がメトロノームに対して「速いのか遅いのか」が分かりやすくなりますよ☆
慣れてくれば、演奏しながらズレを察知できるようになります♪

メトロノームにずれた瞬間を察知!

演奏者は人間なので、メトロノームにズレてしまう事が有ります。
でも、メトロノームにズレた瞬間を察知できれば、その次のメトロノームで修正できます。

実はプロドラマーもメトロノームに少しでもズレたりしています。(ズレ幅はかなり少しですが)
ズレた瞬間に修正をするので、ズレてるようには聴こえないのです。

メトロノームは聞こえない

ドラムは大きな音が出る楽器です。
なので、ドラムの練習時にメトロノームと合わせると、バッチリ合っている時はメトロノームは聞こえにくくなります。
そういう時に不安になって、メトロノームを聞こうとすれば、メトロノームとズレる事になります。
メトロノームが聞こえない時はバッチリ合っていると、自信もって演奏しましょう☆

メトロノームと友達になろう♫

メトロノームを使った練習の仕方は色々あります。
ここではメトロノーム使用例を紹介したいと思います。

このようにメトロノームを使った練習方法は沢山あります。
普通に4分としてメトロノームを聴く方法と何が違うのかと言うと、メトロノームに釣られずにキープする事で、安定感を向上させたり、グルーブ(ノリ)を作りだす為だったりします。

是非、こういったメトロノームの使い方をマスターして、メトロノームと友達になって下さい☆

メトロノームの紹介

最近はメトロノームもスマホのアプリで豊富にあり、練習には手軽に使えます。
でも、スマホは電話機なので、ステージ上で使うのはマズイ時が有ります。

ここでは、携帯ようコンパクトメトロノームや、多機能メトロノームを紹介したいと思います。

携帯タイプ

多機能タイプ

ステージで役立つ多機能タイプ

ライブやコンサートでは数曲から数十曲を演奏します。
曲によってテンポが決まっているので、多機能タイプのメトロノームはテンポを曲順に記憶させる機能が有ります。

ハイハットスタンド等にアタッチメントを使って取り付けて使用します。便利ですよ♫

まとめ

ドラマーはメトロノームとは切っても切ってない縁になるくらい、メトロノームと友達になる必要が有ります
もちろん、楽器演奏者ならどんなパートもメトロノーム使って練習しなければなりません。
ドラマーだけメトロノームで練習しても、他メンバーのリズムが不安定では、良い演奏になりませんから☆

楽器演奏を始めて、早い段階でメトロノームと合わせる練習をオススメ致します♪