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ドラムのチューニングについて

      2017/02/18

音とは音波であり、空気が振動して伝わります。

その空気の振動の幅が広い or 狭い、大きい or 小さいかが周波数(Hz)となります。この周波数で決められた数値が、例えば良く基準にされる音:A音(ラ)=440(Hz)or 442(Hz)になります。「※もちろん同じA音でもオクターブ高ければ880(Hz)、低ければ220(Hz)です。」

まぁ、正確には音程や音階の解釈は、平均律、純正律等と言った専門的な基準があるらしいですけど、ここではそいう話がメインじゃないのでさらっと読みながして下さい(笑)

色んな楽器=ギターやベース、バイオリン、サックス、トランペット、ピアノ(調律と言う)etc・・・は演奏前に必ずチューニングと言う儀式(笑)を行います。チューニングとは決められた音程:C(ド)D(レ)E(ミ)F(ファ)G(ソ)A(ラ)B(シ)の周波数に限りなく近づくよう揃える作業の事をいいます。←そんな事、皆さんご存知ですよね~。

もし、このチューニングを怠れば、気持悪い音の連続になりかねません。けど、それはあくまで、音階楽器に対して言える事なんです。

ぶっちゃけ、ドラムはチューニングをしないで、演奏したとしても楽曲の音律をみだしたりする事はほとんどありません。

ドラマーの皆さん、こんな経験ありませんか?

ある決めのユニゾンフレーズがあったとします。「ユニゾン」とは全く同じリズムと音階で演奏する事です。←えっ?馬鹿にするなって?・・・どうも、すみませんでした!!(「響」風)

音階楽器のパートは決められた音階を演奏します。例えば、そのフレーズは音程が上がっていく音階だとします。だけど、ドラムは「低い音の所は低音のタムで順に高音のタムで・・・」みたいな感じに演奏しなくても、音程も揃えなくても変な演奏には聴こえませんよね?しっかり「決め」のフレーズとして聴こえます。

それはなぜかと言うと、ドラムと言う楽器には正確な音程と言う物がないからです。

どう言う事かというと・・・ドラムは打面を叩いて音を出します。その出た音にはいくつも音程が含まれているんです(これを倍音と言う)。そして、分量が多く含まれる音程が耳に聞こえるので音程があるように思います。

ドラムは表面(打面)と裏面があります。※表ヘッド、裏ヘッドとも呼びます。チューニングを行う時、その面(ヘッド)を回りの円上にあるボルト(テンションボルトと言う)を締めたり、緩めたりして基本的には均一に張ります。

だけど、ドラムの演奏は叩いて音を出す訳で、面の叩く位置によって音は様々に変わります。だから仮に、例え正確な音程をチューニングできたとしても、面(ヘッド)のど真ん中を2本のスティックで殆ど狂いなく毎回叩くという事は困難です。

しかも、面の張り方にしても、表ヘッドと裏ヘッドとでは条件が違います。片方は叩く事によって衝撃を受ける面で、もう片方は叩かないので衝撃を受けない面。音程と言うのは音の振動の幅です。共鳴すると言う言葉を良く聞きますが、これは同じ音程の周波数同士がぶつかる事で、お互い振動し合うと言う事です。

表ヘッドを叩いて音が裏ヘッドに向けて進みます。同じ音程(周波数)が出るようにチューニングしようとしても、先ほど述べたように、この時点で条件が違うので揃える事が難しいのです。

なのでドラムのチューニングにおいて、表ヘッドと裏ヘッドを完全に共鳴させると言う事は考えません。それをしようと思ったら、何時間かかる事やら(笑)※音には倍音が含まれるので、まったく共鳴しないと言う訳では有りません。

それから、ドラムと言う楽器は他の楽器と違い、『叩く』事で音を鳴らす楽器ですから、ヘッドもしくはシンバル(金属)にかなりの衝撃を与える訳です。なので、その「かなりの衝撃」によって、ヘッドが伸びたり、テンションボルトが緩んだりするのですぐにチューニングが狂います。せっかく何時間もかけて正確な音程を作ったとしても・・・すぐに狂います(涙)

そう言った理由により、僕の持論ですが・・・・

ドラムのチューニングと言うのは、『正確な音程を作る作業』ではなくて『自分の好きな音を作る作業』だと考えています!!

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