皆様、こんにちは。
今回はリズムを歌う事の重要性を書きたいと思います。
みなさんは、ドラムを演奏中にフレーズに失敗する事って有りませんか?
そう言う失敗する時って「しっかりそのフレーズを歌い切れていない」のです。
え?
ちゃんと歌ってるけど、失敗する時が有るって?
いいえ。やはり歌い切れていないんだと思います!
声に出して歌って叩けば良く分かります。
でも、演奏時って心の中でフレーズを歌いますよね。
心の中で歌った事って、自分自身でもちゃんと歌えたか分からないものです。
だから、良く失敗しやすいフレーズは声に出してしっかり体に染み込ませる事が大切です。
◆ リズムの歌い方
ドラム初心者様に特にしっかり読んで欲しい内容です。
『リズムをどうやって歌うのか?』を説明いたしますネ!!
まず、音符毎に歌の法則を決めましょう!
☝このように決めました。
ここで大切なのは、『音符と休符はそれぞれ音価(長さor速さ)は同じである事!!』です。
つまり、4分音符と4分休符なら同じ長さ分「叩くか休むか」なんです。
その為上記では、叩く場合は「タ」、休む場合は「ウ」になっているだけです。
では、実際にフレーズを歌ってみましょう☆
4分音符は「タン」、4分休符は「ウン」と歌います。4分同士は音価が同じだから歌うスピードは常に一定です。
♪ タン タン ウン タン ウン タン タン ウン ♪
となります。
8分は4分の倍の速さです。(ドラムブログVol.1,2参照)
8分音符は「タッ」、8休符は「ウッ」でしたね。
♪ タン タッ タッ ウン タッ タッ ウッ タッ ウッ タッ タン ウッ タッ ♪
となります。
今度は16分音符(休符)です。ここでも大切な事があります!!
それは、16分と8分の区別です。16分は8分より倍の速さです。歌でしっかり区別して歌う事が16分と8分とを混同しないようにする秘訣です!
みなさん、突然ですが次の言葉を読み上げて下さい。
a. スキプスキプラララン
b. スキップスキップラッラッラン
さぁ、どうでしたか?
a.は意味わからん言葉に感じたでしょう。
b.はリズミカルな言葉でよくある掛け声だと分かったと思います。
これは、例3のリズムと同じリズムの言葉なんです。
16分と8分を混同してしまうと、a.のようなリズムになってしまいます。
・8分は間を持たせる為、「ッ」を入れて歌う。
・16分はそのまま連続で歌って良い。
これをいつも気にしながら歌いましょう♪
例3-①は音符の区別が分かりやすいように表記しましたが、正しく記譜すると例3ー②のようになります。
16分と8分の区別に気を付けて歌うと・・・
♪ タタッ タタタッ タタッ タッ タン ♪
となります。
すべて16分です。
今までのセオリーで歌うと・・・
♪ ウタタタタタタタタタタタタタタタ ♪
ですよね。
これをもっと早く歌おうとすると・・・
呂律(ろれつ)が回りませんよね(笑)
だから、16分の連続の場合、
♪ ウカタカタカタカタカタカタカタカ ♪
と歌えば、少しは早く歌いやすいでしょう?
次は、応用編です。
4分、8分、16分、すべて登場しています。
休符と音符の歌い方に注意して歌ってみましょう♪
答えは・・・
♪ ウッ タッ タッタカタン ウッ タカタン タカタッ ウカタカタン ♪
となります。
以下に譜例集を載せておきます。
必ず声に出して歌いながら、叩きましょう!
◇譜例集
皆さん如何だったでしょうか?すべてしっかり歌えましたでしょうか?
ドラムの上達の秘訣はフレーズをしっかり歌う事にあります!!声に出して歌う事ができるリズムは叩く事もできるのです!しかし、リズムの歌が出なければ叩く事もできませんよね。
僕が長年レッスンして来て、初心者の皆さんがつまづく所は「8分と16分との混同」 が多いです!
しっかり区別して歌うように心がけましょう♪
今回出した例1~5の歌い方、例題の答えを下記のリンクから確認頂けます☆
答えはこちら
次回はドラムのBeatにおけるリズムの歌い方を書きたいと思います。では、また~☆☆彡